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ポルトガルの有名な食べ物といえば、パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)です。実は、これが日本で言う「エッグタルト」なんです。
その発祥地は、ポルトガルの首都、リスボン。香港やマカオでもエッグタルトが有名なのは、かつてポルトガルの植民地だった歴史があります。
今回は、私がリスボンで有名なお店からローカルの店まで、そしてスターバックスのエッグタルト(パステル・デ・ナタ)の店で食べ比べた感想と最後にお気に入りの店をご紹介します。
≡ 目次
はじめまして!「コストパフォーマンス」を重視し、限られた予算で最高の体験を求める旅行スタイルを心がけています。これまでに50以上の国や都市を訪れた永遠の旅人です。独学で英語を学び(TOEICは975点)。台湾で語学留学の経験もあります。
1, パステル・デ・ナタとは?
ポルトガルの有名な食べ物「パステル・デ・ナタ」は、日本では「エッグタルト」として知られています。これはポルトガルの代表的な料理であり、国民的なお菓子です。
現地の言葉で「クリームのお菓子」を意味する「パステル・デ・ナタ(Pastel de Nata)」で知られています。
何層にも重なった薄いパリパリのパイ生地に、濃厚なカスタードクリームがたっぷり!お値段は、€1前後とお手頃でコーヒーとの相性も抜群です。
パステル・デ・ナタの歴史
- 「パステル・デ・ナタ」の起源は、ポルトガルの首都リスボンにあるジェロニモス修道院にまで遡る。
- 1820年に自由主義革命で修道院が閉鎖され、多くの修道士や修道女が追放されたことで、彼らが生計を立てるために作り始めたのがこのスイーツの始まり。
- 濃厚なカスタードクリームを詰めたお菓子は、リスボン市民を魅了し、ポルトガル中に広まっていった。
- 1837年には「パスティシュ・デ・ベレン(Pastéis de Belém)」という老舗店がオープンし、現在も元祖「パステル・デ・ナタ」の名店として営業を続けている。
- 「パステル・デ・ナタ」は、ポルトガルの植民地であったマカオを経由して香港や台湾に広まり、「エッグタルト」としてアレンジされ、独自のバリエーションが生まれた。
パステル・デ・ナタ と エッグタルトの違い
「エッグタルト」は、「パステル・デ・ナタ」の影響を受けて、アレンジされたお菓子です。共通点としてペーストリーとカスタードフィリングですが、材料や比率にわずかな違いがあります。
カスタードフィリング
- パステル・デ・ナタ:卵黄、砂糖、牛乳、小麦粉から作られ、シナモンやバニラで風味付けされることもある。
- エッグタルト:卵黄、砂糖、牛乳で作られ、時には濃縮ミルクや練乳が入り、よりクリーミーなテクスチャーになることもある。
カスタードフィリング
- パステル・デ・ナタ:パフパイ生地が使われ、カリカリとした食感が特徴的。
- エッグタルト:ショートクラスト生地が使われ、しっとりとした食感が特徴。
2, パステル・デ・ナタのお店
以下は、私が試したポルトガルのリスボンにある、パステル・デ・ナタの店のリストです。 有名なお店からスーパーマーケット、そして地元の喫茶店まで、様々なパステル・デ・ナタを紹介!
クリックで気になるお店に飛べます〜
Pasteis de Belem
Pasteis de Belem(パステイシュ・デ・ベレン)
絶対に食べたいお店!「パステル・デ・ナタ」の原点であり、元祖のお店です。1837年からの伝統の味を守り続けています。ポルトガル人だけでなく観光客にも大変人気のお店です。
感想:★★★★★ 5/5
カスタードフィリングのロト〜リ感が絶妙!
味も甘すぎず、食感が良かったです。粉砂糖とシナモンパウダーを別に小袋でくれるのは途中から味変?できます。
■Pastéis de Belém(パステイシュ・デ・ベレン)
- 住所:Rua de Belém nº 84 a 92, 1300 – 085 Lisboa Portugal
- 営業時間:毎日 08:00 ~ 20:00
※6月1日から9月30日まで、22時に閉店
※12月24日、25日、31日、および1月1日は、19時に閉店 - HP: こちら
Manteigaria
Manteigaria(マンテイガリア)
「マンテイガリア」は、ポルトガル語で「バター屋さん」という意味です。上質なバターにこだわっているだとか。リスボンには3店舗ありますが、私は Time Out Marketで試しました。
感想:★★★☆☆ 3/5
サクサクの生地に詰まった滑らかなカスタードは、前にご紹介したPastéis de Belémとは異なり、甘さがより際立っています。おそらく、バターの香りが広がっているのでしょうか。シナモンの味が強いです。
- 住所:Rua do Loreto 2, 1200-108 Lisboa, Portugal
- HP: こちら
Fabrica da Nata
Fabrica da Nata(ファブリカ・ダ・ナタ)
「ナタの工場」を意味この店は、店内が広く、立って食事できるテーブルもあります。ワインとセットのもあります。
感想:★★★☆☆ 3/5
こちらもトロトロのカスタードがたっぷり詰まっていて美味しいです。味も他と一緒で甘くて美味しいですが、生地の層がやや厚めに感じました。
- 住所:Praça dos Restauradores 62 -68, 1250-110 Lisboa, Portugal
- 営業時間:毎日 8 :00 ~ 23:00
- HP: こちら
Starbucks
ウンベルト・デルガード空港、リスボンにある国際空港のスターバックスにパステル・デ・ナタが売られていたので試してみました。
感想:★☆☆☆☆ 1/5
値段に対して味があまり良くなかったです。スターバックスのパステル・デ・ナタを試すという経験は面白いかもしれません。
■Starbucks in Humberto Delgado Airport
- 住所:Terminal, 1700-111 Lisboa, Portugal
- 営業時間:毎日 6 :00 ~ 23:00
Lidl
Lidl(リドル)は、ドイツ発祥の大手ディスカウントスーパーマーケットチェーンです。店内に焼きたてのベーカーリーが売れているのが特徴です。ここのパステル・デ・ナタが一番安かったです。
感想:★★☆☆☆ 2/5
味については特に印象に残るものはなかったが、悪くも良くもない、普通のパステル・デ・ナタの味でした。
■Lidl Lisboa Rua Maria da Fonte
- 住所:Mercado do Forno do Tijolo 37, 1170-221 Lisboa, Portugal
- 営業時間:毎日 08:00 ~ 21:30
(早く行かないと売れ切れる事があります。)
Pastelaria lagares
有名なお店もいいですが、地元のローカルな喫茶店のパステル・デ・ナタも試してみたいと思い、地元の人が訪れるような喫茶店のパステル・デ・ナタを試してみました。
感想:★★☆☆☆ 2.5/5
味は、甘さはしつこくなく中身はとろ〜りで、印象に残るというよりも、満足感のあるパステル・デ・ナタでした。コーヒーとの相性も抜群です。
- 住所:R. dos Lagares 36, 1100-601 Lisboa, Portugal
3, おすすめ No.1 のお店
いかがだったでしょうか。
今回は、ポルトガルの有名な食べ物の人るであるエッグタルトをご紹介しました。
有名なお店からスーパーマーケット、そして地元の喫茶店まで、様々なパステル・デ・ナタを試してみた結果、個人的にNo.1は、やはり元祖のPasteis de Belem(パステイシュ・デ・ベレン)でした!とろけるような食感で、その具合が絶妙でした。また、甘すぎないところもポイント!
(例えるなら、マグロの赤みではない中トロを食べた時のそんな気持ちです–^^;;)
ポルトガル旅行される際は、ぜひパステル・デ・ナタを試してみて下さい!