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アメリカ入国拒否！？
最近、観光目的でアメリカを訪れた若い日本人女性が入国を拒否され、強制帰国させられるケースが相次いでいるようです。
アメリカへ初めて行く人や英語が得意でない人は、入国審査の時少し心配になるかもしれません。
私は、海外50か国以上とアメリカ30以上の州を旅行した経験があります。最近の渡米は、2023年8月にニューヨーク、2024年1月にはサンフランシスコです。いずれも女一人で入国しました。
- 日本発前：必要な書類
- アメリカ入国拒否：理由と対策
- アメリカ入国審査の流れ＆聞かれる質問
- その他：アメリカ入国に役に立つ情報
自身の経験に基づき、ワンポイントを付けけながら解説していきます。アメリカ渡航を予定している人は参考にしてください。
※各情報は最新・正確な情報を慎重に収集していますが、流動的なため予告なく変更となる場合がございます。
≡ 目次
はじめまして！「コストパフォーマンス」を重視し、限られた予算で最高の体験を求める旅行スタイルを心がけています。これまでに50以上の国や都市を訪れた永遠の旅人です。独学で英語を学び(TOEICは975点)。また、台湾での語学留学の経験もあります。
1. 日本発前：必要な書類
アメリカへ旅行に向けて航空券の購入から必要品用意など、色々と準備しないといけないことはたくさんあると思います。ここでは、出発前に準備するべき重要な書類だけをピックアップして紹介します。
日本発前に準備必要な書類：
1-1. パスポートの確認
パスポートの有効期限がアメリカに行く日から日本に帰ってくる日までをカバーしているかをチェック！
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1-2. ESTAの申請
日本パスポートでアメリカへ渡航する場合、渡航目的が観光やビジネス(無給与)で、滞在期間が90日以内であればビザは不要です。
その代わりに、「ESTA(電子渡航認証)」の申請が必要になります。
アメリカ渡航を許可する電子渡航認証システムのことです。ビザ免除な日本人でも、米国行きの航空機や船に搭乗する前に、ESTA(電子渡航認証)を申請し取得しなければなりません。
少なくとも渡米日の72時間以上前にオンラインESTAの申請をする
21ドル 支払いはクレジットカード
2年間有効で、米国への複数回の渡航が可能です。
※2年以内にパスポートの期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日をもって無効になりますのでご注意ください。
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1-3 その他あると良い書類
入国審査をスムーズに行えるために以下の書類があるとGOODです。
後ほど、『アメリカ入国拒否』の項目で詳細に紹介しますが、これらの書類はいずれも
・観光しに来た
・就労の意思はない
・観光後は、帰国する
ということアピールに役に立ちます。
登録完了通知(メール、郵送)を受信された時点でESTAを取得したことになります。 ESTA そのものは自身のパスポートに組み込まれています。 印刷してアメリカに持参する必要はありませんが、念の為に紙に印刷する or スマホのスクショをしておきましょう。
私が使っているbooking.com や Agoda のアプリの場合は言語を英語にしてから予約照会をすれば英語の予約確認書がダウンロードできました。
他のやり方は、日本語の予約確認ページをスクリーンショットしてGoogle 翻訳アプリで英語にする。Google翻訳アプリ内でスマートフォンのカメラを使用して、テキストを翻訳できます。
帰国のチケットを印刷したもの or スマホのスクリーンショットしておこう。
往復の航空券を買うのであれば問題ないですが、世界を旅する私は、片道航空券を利用することがあります。空港のチェックインカウンターでその国を出国する証明書類を求められることがよくあります。そんなときは、次の国への航空券を提示すれば問題ありません。
日本のツアー会社であれば、に問い合わせて英文でもらえないか聞いてみよう。
現地でオプションツアーの場合も支払い完了した画面などをスクリーンショットしておきます。
英文のがない場合は、予約画面をスクショして、Google翻訳アプリのカメラで翻訳する。
十分な経済力を示す 不法残留のリスクがないよう、預金残高証明書などで経済力を証明する。
銀行で英文の残高証明を発行してもらう。
最低ネットバンクであれば残高の画面のスクリーンショットがあるだけでも安心です。
ホテルの住所、友人の名前、電話番号、住所など、現地で連絡できる情報まとめて紙やスマホにメモしておこう。
日本に仕事があって、稼ぎでアメリカに来ていない、観光後は日本には帰国する！というアピールになるので用意すると良い。
在職証明書は英文で必要がありますが、難しい場合は、私が作成したこちらの『日英 在職証明書 サンプル』を活用してください。
決まったフォーマットはないので、基本的な情報と会社が証明した形式があればOKという感じです。
※実際にアメリカのビザ申請でも自分で作成した英文の在職証明書で申請しました。
2. アメリカ入国拒否：理由と対策
最近、日本人のインフルエンサーが不法就労と勘違いされアメリカ（ハワイ）入国拒否されたという話がネットで話題となっています。
アメリカ入国審査の流れと質問の前に入国拒否の理由とそのリスクを減らす対策を紹介します。
2-1 アメリカ入国拒否の理由
アメリカ入国拒否される理由で考え得るのは、
【理由】
- テロの可能性があると見なされる
- 不法就労をする意図があると受け取られる
- 不備な書類
- 滞在目的や資金が不明確
- 犯罪歴や入国拒否歴がある
- 短期間に何度も出入国を繰り返す
- 入国審査官への不適切な対応
特に、1 と 2 が主な理由だと思います。
これは、私が観光ビザが必要な外国人にアメリカの観光ビザを代理申請した時に感じたことです。
『1. テロの可能性』に関しては、脅威となるテロの可能性と思わせるような書類や物品は持ち込まない、ソーシャルネットワークで発言やフォローしているアカウントを見直すことです。
それでは、どのようにアメリカ入国拒否のリスクを減らすのか？
2-2 アメリカ入国拒否リスク減らす
アメリカに渡航する際、入国審査官から「不法就労のためにアメリカに入国するのではないか」と疑われるリスクを避けるための対策が大事！
アメリカには観光しに来た
就労の意思がない
観光終わったら日本に帰る
十分な資金を持っていること
現地で行く予定の観光地の名前が言える
旅行の計画があること
英文の在学証明書や在職証明書を持っていく
ホテルや友人の連絡先などを把握しておく
入国目的を証明する書類(招待状など)を用意する
就労を示唆するような服装や携行品はひかえる
リンク：持参すると良い書類…
必要書類を確実に準備し、不足なく記入する
滞在目的と旅費の出所を明確に説明できるようにする
落ち着いた態度で審査に応じ、誠実に対応する
疑問点は丁寧に質問し、審査官に不審に思われないよう心がける
インフルエンサーやコンテンツクリエーターは？
女性一人旅行の場合は？
仮にスポンサー付きでアメリカに来たとしても
インフルエンサー活動による収入が米国からではなく外国企業（日本企業やアメリカ以外の企業）からの報酬であることを明確に説明する。
インフルエンサーやコンテンツクリエーターという職業がNGではなく…
アメリカには、観光やビジネス目的以外の就労には作業ビザが必要です。
インフルエンサー活動がアメリカでの収入を伴う場合、入国管理当局に就労目的と見なされる可能性があります。それより入国が拒否されるリスクがあります。
- 観光目的であることを裏付ける資料を用意する。
→旅程、ホテルの予約、帰国予定の航空券など。 - 十分な経済力を示す 不法残留のリスクがないことを証明する。
→預金残高証明書など。
リンク：持参すると良い書類…
上記のことに加えて、
- 派手な服装や化粧で入国するのは避ける。
- 就労を示唆するような服装や携行品はひかえる。
- 旅行期間が長い(通常のバケーションは1週間~10日)の明確な理由。
- ソーシャルネットワークのアカウントが見られても良いように整理しておく。
3. アメリカ入国審査の流れ
アメリカに到着 → アメリカの入国審査 → 空港を出る までの流れを紹介します。
- アイコンをクリックで気になる項目に飛べます。
3-1 入国審査場
空港に到着後、航空会社のスタッフの誘導に従い入国審査場(Immigration)に移動しましょう。
「Immigration Control」や「Passport Control」と書かれた案内に従って進んでください。
入国審査場では、アメリカ国民かその他の国の国民なのかによって並ぶ列が異なります。
ESTAで観光でアメリカに入国するので、これらの表記がある列に並びます。
・Foreigner（外国人）
・Visitor （観光客）
・Non-US Citizens（非米国市民）
・Non‐resident（非居住者）」
これらの列は、アメリカパスポートや永住ビザがある人なので違います。
・U.S. Citizen (米国市民)
・Permanent Residents, Green card Holders (米国永住者)
- ポイント
一部の空港では、自動で入国審査を行える端末「APC Kiosk 自動入国審査端末」が設置されています。日本語にも対応しています。ただし、日本国籍の方がAPC Kioskを利用するには、2008年以降にアメリカに渡航歴があるESTAを所持者、B1/B2のビザ所持者のみです。APC Kiosk 自動入国審査端末では、入国審査とともに税関申告も行います。
- Albuquerque International Airport (ABQ)
- Oakland International Airport (OAK)
- Ontario International Airport (ONT)
- Philadelphia International Airport (PHL)
- Salt Lake City International Airport (SLC)
- St. Petersburg- Clearwater International Airport (PIE)
- T.F. Green International Airport (PVD)
- Vancouver Seaport (YHC)
※最新情報はオフィシャルサイトでご確認ください。
3-2 パスポーなどを提示
入国審査官に「Next〜」と呼ばれたら窓口で
1) パスポート
2) 税関申告書
を渡します。パスポートは事前にケースから出しておきます。
税関申告書は、アメリカへのフライト中に機内で配布されますので必ず記入しておきましょう。(税関申告書の書き方は下の方で紹介します。)
他の帰りのチケット、ESTAなどの書類は、すぐに出せるように準備しておくといいです。
- ポイント
ESTAは、パスポート情報を照会することで確認することができますので、入国審査官に見せる必要はありません。聞かれたら申請した印刷したもの、無ければESTA登録完了したメール画面を見せましょう。
私が使っているパスポートカバーはこれです！実用的で選んでいます。
ゴム留めできるし、スキミング（磁気テープに記録されるクレカとかのデータ読み取り）防止フィルムがあるのがポイント！
3-3 本人確認（顔写真の撮影・指紋認証)
2004年より、アメリカに入国する外国人旅行者は、1) 顔写真の撮影と、2) 指紋の取得が義務付けられるようになりました。
- 1）カメラによる顔写真の撮影
顔全体がしっかり映るようにサングラスや帽子、マスクなどは指示に従って外してください。 - 2）10本指の指紋のスキャン
カウンター上に設置された指紋読取機に指をかざすことによって読み取りを行うものです。人差し指、親指以外というように、どの指をかざすか画面上で指のイラストで指定されます。
ここで、質問がなく入国審査が終わる場合もあります〜
私も審査官から質問を待ち構えたのに、すんなりと審査が終わった経験もあります。
- ポイント
2020年10月26日よりロサンゼルス国際空港(トムブラッドレー国際ターミナル)での入国審査方式が簡略化され、米国入国が初めての方以外は指紋登録が不要になりました。
※利用する空港のルールに則って作業を行いましょう。
3-4 入国審査官からの質問に回答
入国審査でよくされる質問と回答例です。主に旅行の目的や滞在期間などについてです。簡単な単語での答えでも問題ありません。落ち着いて対応すれば大丈夫です。
- 英語を一生懸命と暗記しなくてもいい。
- 文章で答えしなくてもいい。
- 審査官は完璧な英語を求めてない。
- 簡潔に答える。
- 単語で回答でも良い。
- 聞かれたことをしっかりと答える。
- 分からないときは聞き返す。
- うなずいて理解したふりしない。
- スライドします。
| 質問：滞在目的 | 回答例 |
|---|---|
| What is the purpose of your visit to the United States? アメリカを訪れる目的は何ですか? | ① Sightseeing. 観光です。 ② I’m here for Sightseeing. 私は、観光で来ました。 ③ Holiday. 休暇です。 |
| What are you going to do in the United States? アメリカで何をする予定ですか？ | |
| Business or pleasure?
仕事？ それとも観光？ |
| 質問：滞在期間 | 回答例 |
|---|---|
| How long do you intend to stay in the U.S.? アメリカに何日間滞在する予定ですか? | ① One week. 1週間だけです。 ② For 9 days. 9日間です。 ③ For 3 months. 3ヶ月です。 ④ Until 15th August 8月15日までです。 |
| How many days are you staying? 何日滞在しますか？ | |
| When are you leaving US? いつアメリカを発ちますか？ |
| 質問：宿泊先 | 回答例 |
|---|---|
| Where will you be staying? どこに宿泊する予定ですか? | ① 〇〇 (ホテル名) at the 〇〇ホテル ② I’m going to stay at my sister’s place. The address is 〇〇 姉/妹の家に泊まります。住所は〇〇 ③ At my friend’s place. The address is 〇〇 友達の家です。住所は〇〇 ④ It is an Airbnb. The address is 〇〇 Airbnbの民泊に泊まります、住所は〇〇 |
| Where will you stay? どこに滞在しますか？ | |
| What is your address in 〇〇 〇〇ではどこに滞在しますか？ |
- ポイント
※滞在先の住所をメモしておこう。
※特にAirbnbの民泊や知人の家に泊まるときは、住所も分かるようにしよう。
入国審査でどこと聞かれたら、部屋番号などの詳細は省略して、大体の「通り名」と「市」をサラッと言えるようにして、自信がなかったら、住所をメモした紙を見せれば良い！
| 質問：職業 | 回答例 |
|---|---|
| What is your occupation? あなたの職業は何ですか? | ① Office worker. 会社員です。 ② Engineer. エンジニアです。 ③ I’m a part-time worker. アルバイト／パートです。 ④ self-employed. 〇〇-related job 自営業です。〇〇関係 例) 自動車関係の仕事 an automobile-related job |
| What do you do in Japan？ 日本でのお仕事は何ですか？ | |
| What is your job? お仕事は何ですか？か？ |
- ポイント
業種・職種が分かれば、それで答えた方がいいです。「会社員」や「アルバイト」、「学生」だと、更に詳しく聞かれる場合もあります。自分がどのような仕事をしているのか、学生であれば自分の専攻も言えるようにしましょう。
| 質問：同伴者の有無 | 回答例 |
|---|---|
| Are you traveling alone? 一人での旅行ですか？ | ① by myself 一人です。 ② I’m traveling by myself. 一人で来ました。 ③ with my family. My wife 家族と一緒です。妻と一緒です。 ④ with my friends 友達と来ました。 |
| By yourself? 一人？ | |
| Are you traveling with other people? 他の誰かと一緒に来ましたか？ |
- ポイント
現地で友達との待ち合わせしているのあれば、”I’ll meet up with my friends later.”
※この場合は、友達の名前どんな人？友達の情報も聞かれる可能性があります。本当に友達なのか、実在しているのかを確認するためです。
- ポイント
家族と一緒に入国審査を受ける場合
入国審査は、基本的にひとりずつ行う事になっていますが、家族連れの方は一緒に入国審査を行うことができる場合もあります。なお、入国管理官に「一人ずつ入国審査を受けてください。」という指示がされた場合には、素直に従いましょう。
| 質問：アメリカ訪問回数 | 回答例 |
|---|---|
| First time in the States?
アメリカは初めてですか？ | ① First time 初めてです。 ② It is my second time 2回目です。 ③ I have been to America before. This is my 〇〇 time. アメリカに来たことがあります。これは〇〇目です。 |
| Have you ever been to the United States?
今までアメリカに来たことはありますか？ | |
| Are you traveling with other people? 他の誰かと一緒に来ましたか？ |
| 質問：その他 | 回答例 |
|---|---|
| Do you have a return ticket to your home country? 帰国の航空券を所持していますか? | Yes |
| How much money are you carrying with you? お金はどのくらい持ってきましたか？ | 持参しているお金の 総額を米ドル換算した 金額を答えるようにしましょう。 1,000 one thousand 10,000 ten thousand 100,000 hundred thousand 1,000,000 one million |
- ポイント
※滞在の日にちと対して明らかに少ない金額だと怪しまれます。
※逆にいっぱい金を持っていると、引っかかることもあるので、お金の用途も言えるようにしよう。
※アメリカへ現金やその他の金融商品を持ち込むことは、金額に関係なく合法です。ただし、持ち込む総額が10,000ドル(約150万円（1ドル140円で計算）)を超える場合は、税関への申告と「FinCEN フォーム105」の提出が義務付けられています。
| わからないときは聞き返す |
|---|
| Sorry? ごめんなさい（なんですか？） |
| Can you please say that again? もう一度言っていただけますか？ |
| Could you please repeat that? 申し訳ありませんが、もう一度言っていただけますか? |
| Could you please speak a bit slower? もっとゆっくりお話しいただけますか? |
無事に入国審査を通過した後は、荷物受け取り所（Baggage Claim）へ向かい荷物を受け取ります。その後、税関（Customs Declaration）へ向かってください。
4. アメリカ入国に役に立つ情報
4-1 預かり荷物 TSAロック
- TSAロックとは？
アメリカ運輸保安局 TSA(Transportation Security Administration) によって認可・容認されたロックで、カギをかけたまま航空会社に預けることができるロックです。 - なぜTSAロックが必要？
ハワイを含むアメリカの空港を利用する旅客は、預け荷物に鍵をかけることを禁止しています。
そのため、空港での預かり荷物は施錠せずに預けることになります。
万が一、不審物が検出された際には、TSA職員が錠を壊して荷物を検査する可能性があります。
職員が鍵を壊して開錠することになり、荷物や中身が破損・紛失しても補償はありません。
TSAロックであれば、職員が専用の開錠ツールで錠を開けられるため、荷物を壊すことなく検査が行えます。
防犯が心配な方は、TSAロック付きのスーツケースをオススメします。
「TSAロック」を装備したスーツケースなら、鍵をかけて荷物をチェックインできます。
4-2 税関
アメリカへ入国する渡航者全員に対し、税関申告書の提出を求めています。そのため、米国入国時には、パスポートに加え、税関申告書の提出が必要になります。
家族で1枚の税関申告書でOKです。但し家族でも姓が異なる場合は別々に提出を求められる場合があります。
※アメリカ税関に関する最新情報はアメリカ政府のウェブサイトでご確認ください。
- ポイント
ESTAで入国する場合や一部の対象者は、空港の入国審査場にAPC端末(Automated Passport Contorol)が設置されています。入国審査だけでなく税関申告書の記入をこのKioskと呼ばれるAPC端末で行うことができます。
4-3 APC Kiosk（自動入国審査端末）
米国連邦政府は、入国手続きの迅速化を目的として、多くの空港の入国審査エリアに日本語にも対応した自動入国審査端末（APC）を配備しており、対象者（米国永住者、査証免除プログラム利用者、B1/B2査証所持者等）は、事前登録の必要なく無料で使用することができます。
APC端末では、旅券の読取り、顔写真の撮影、入国のための一連の質問への応答を行うほか、税関申告書の提出もこの端末で電子的に行うため、紙媒体の申告書を準備する必要はありません。
利用者はAPC端末から発行されるレシートと旅券を持って入国審査官による最終的な入国審査を受けることになります。
入国審査にかかる時間を短縮できるようになりました。
※APC端末が設置される空港についての情報は変わりやすいので使用する空港のサイトで最新情報を確認してください。
4-4 アメリカ出国審査
アメリカからの出国時には、入国時のような審査や税関検査は行われません。荷物を預け、身体検査と手荷物検査を行うだけになります。
なお、陸路でメキシコやカナダから入国した方は、「I-94」の半券を提出する必要がありますので注意しましょう。
なお、入国管理官に「一人ずつ入国審査を受けてください。」という指示がされた場合には、素直に従いましょう。
4-5 出入国カードI-94
飛行機や船舶を利用して、空路・海路でアメリカに入国する際にはI-94を提出する必要はありません。
ただし、メキシコやカナダ等から陸路でアメリカに入国する際にはI-94の提出が必要になります。
まとめ
アメリカ入国拒否！とニュースを見ると、渡米が心配になることもあると思います。
しかし、厳しいと思われがちなアメリカ入国審査ですが、必要な書類の準備と入国審査でしっかりと受け答えすること、アメリカでは仕事ではなく観光してきたとをアピールできるかが、キーポイントかなと思います。この記事を参考に、スムーズにアメリカへ入国できることを願っています。楽しい旅行となりますように。
